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在ベトナムの日本大使館は、ハノイ市で大使館主催による「第61回自衛隊記念日レセプション」を7月10日に開催したことを発表した。日本の自衛隊は1954年7月1日に設立されたため、設立を記念した式典を、世界各地の在日本国大使館で毎年7月前後に開催している。
今回の式典は、ベトナム側からは国防省・人民軍関係者・在ハノイ外交団・武官団・在留邦人などの多数の関係者が参加した。このレセプション開催の前には、防衛大学など日本の教育機関へ留学経験を有するベトナム人民軍将校による同窓会が開催された。この集いにより、それぞれの日本留学時代の思い出や現在の職務との関連などを確認・共有し、同窓会の定期的開催や一層の団結を確認した。
(日本留学経験のある越人民軍将校との集い)
レセプションでは日本大使が、参加者への感謝の意を伝えると共に、ベトナム建国70周年記念であることを祝福した。日本にとっても第2次世界大戦終結から70年の節目の年を迎えることもあり、日本政府の方針が「国際協調主義に基づく積極的平和主義」である事の説明が行われ、ベトナム政府とは海洋安全保障などの分野において積極的に協力していく方針であることが伝えられた。ベトナム政府の人民軍副総参謀長ヴォー・バン・トゥアン中将からは、日本の今までの活動と今後の方針を高く評価するとともに、今後も一層の日越安全保障・防衛協力の深化を希望する旨が表明された。
ベトナム以外のアセアン地域においても自衛隊記念日レセプションは実施されており、マレーシアでは6月16日に開催されている。