日本はベトナムの原子力発電所の建設を支援

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画像提供:ベトナム政府
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ベトナムのグエン・タン・ズン首相は、第7回日・メコン首脳会議に出席するために訪日しており、この際に安倍晋三内閣総理大臣と日・ベトナム首脳会談を実施した。この際に日本政府とベトナム政府は、ベトナムにおける原子力発電所の建設を共同で進めていく事に同意したことを、ベトナム政府は発表した。

ベトナム政府の発表によると、ベトナム政府はベトナム中南部ニントゥアン省ニンハイ郡に「ニントゥアン第二原子力発電所」を建設する事を目標としており、既に日本原子力発電株式会社による原子力発電導入可能性調査が実施されている。この原子力発電所の着工は2015年末を予定しており、この建設プロジェクトの成功に向けて両国は今後も協力していくことで合意した。

日・ベトナム首脳会談では、原子力発電以外の問題も話し合われた。安倍総理大臣からは、今後もベトナムへODAによる支援を継続して実施していく事が伝えられた。グエン・タン・ズン首相は、2015年度に予定されている日本からベトナムへのODA額が30億米ドルとなる見込みであることに関して感謝の意が示された。また、南シナ海の領有権問題に関しては、平和的に解決されるべきであるという事で合意した。なお、日本政府からの公式発表では、今回の首脳会談に際における原子力発電に関するコメント・声明は発表されていない。

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