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日本の経済産業省とベトナム商工省は、ベトナムのジエン商工大臣が2月25日から27日の日程で訪日し、武藤経済産業大臣との会談などを実施したことを発表した。
両大臣は、会談で、日本におけるエネルギー政策の状況やベトナム社会主義共和国における原子力発電所の建設計画について議論した。両大臣は、ワーキングレベルでの協議を含め、引き続き、実現可能な協力を進めていく意向を確認するとともに、エネルギー、産業、貿易の分野での協力に関する覚書に署名した。また、「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の下でのエネルギー協力、グローバルサウス補助金の活用等を通じた産業協力についても議論し、両国の取組を強化していくことを改めて確認した。
ジエン商工大臣は、日本企業との会合および作業セッションにおいては、ベトナム政府および商工省では、ベトナムでの生産・事業への投資において、日本企業を含む外国企業にとって、常に法律に基づき、最も有利な条件を整えていると明言した。
なお、ジエン商工大臣は、25日には韓国に訪問しており、原子力エネルギー分野における協力を進めていくことに合意している。韓国側は、ベトナムの原子力発電所への投資に参加したいとの意向を表明している。