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日本政府は、ベトナム政府に対して、総額609億8,300万円を限度とする円借款『新型コロナウイルス感染症対応支援借款』『ビンズオン省公共交通インフラ改善計画』『ラムドン省農業開発インフラ改善計画(フェーズ1)』を実施する。
『新型コロナウイルス感染症対応支援借款』は、与限度額500億円として実施される。この計画では、ベトナム政府への財政支援を通じ、新型コロナウイルス 感染拡大の影響を受けた生計への負担軽減及び経済回復・成長のためのベトナム政府による政策実施を支援し、もって同国の経済・社会の安定及び開発努力の促進に寄与するものとなる。
『ビンズオン省公共交通インフラ改善計画』は、供与限度額62億4,400万円として実施される。この計画では、ホーチミン市と隣接するビンズオン省において、ビンズオン新都市とスオイティエンターミナル駅を結ぶ幹線道路(ミーフック・タンバン道路)上にフライオーバー、中央分離帯等を整備することにより、同省内の増加する交通需要への対応及びホーチミン市との連結性向上を図り、もってホーチミン大都市圏の経済発展に寄与するものとなる。
『ラムドン省農業開発インフラ改善計画(フェーズ1)』は、供与限度額47億3,900万円として実施される。この計画では、ラムドン省において、道路・灌漑施設等の農業基礎インフラ整備を支援することにより、主要作物の生産性向上、出荷物流の改善を図り、もってフードバリューチェーン構築、農産物の高付加価値化、国際競争力強化に寄与するものとなる。