ベトナムの最高責任者が初めてのアメリカ訪問を実施する見込み

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画像提供:ベトナム政府(2月26日の米国大使とベトナム副首相の会談の様子)
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ベトナム政府は、アメリカ政府との国交正常化20周年を記念して両国の関係を深めるために、両国の政府高官が相互に訪問を実施する方針であることを26日に発表した。この方針により、日程および訪問する高官などの詳細は今後調整していくが、ベトナムの最高指導者の共産党中央委員会書記長のグエン・フー・チョン氏がアメリカに訪問する見込みが強くなった。この訪問が実現した場合には、ベトナム戦争終了後にベトナム最高指導者が初めてアメリカに訪問することとなる。

この発表によると、両国は2013年7月に包括的パートナーシップを締結しているため、アメリカから新しく赴任されたテッド・オージアス(Ted Osius)大使とベトナムのファム・ビン・ミン副首相は共同で両国間における友好を深める施策を検討していた。この施策の一環として、今回の政府高官の訪問が実施される。他の施策としては、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する交渉の連携、周辺地域の安全のための連携などが検討されており、アメリカ大使からは、貿易・投資・教育などの分野に関してはアメリカは協力を惜しまない方針であることを伝えられている。

アメリカ政府は、以前からベトナムの最高責任者のグエン氏に対して訪米を呼び掛けていたが実現していなかった。ベトナム政府は、近年は中国政府との南シナ海の領有権争いを行っていることもあり、アメリカとの連携を強めているため、今回の高官の訪問が決定されたとみられる。

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