国際協力銀が日系の工業用機械刃物の製造企業のベトナム展開を支援

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日本政府の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、日本の兼房株式会社のベトナムの現地法人が実施する工業用機械刃物などの製造・販売事業を支援するため、株式会社りそな銀行との協調融資を実施する。

兼房株式会社は、木材・紙・金属などの加工に用いる工業用機械刃物の生産を行っており、刃先耐久性を向上させる表面処理技術や、切断音を低減させる静音化技術などの独自技術を有しており、国内の機械刃物市場でトップシェアを誇る。兼房は、海外展開として中国・ベトナムなどの世界9カ国に生産拠点及び販売拠点を有し、2018年に設立したKFVMを通じて、増産体制を確立してグローバル市場における一層の業容拡大を図っていた。

そのためJBICは、兼房のベトナムにおける事業展開を支援することを決定した。今回の融資は、りそな銀行との協調融資となり、協調融資総額は10百万米ドルとなる。融資を行う先は、兼房のベトナム現地法人「KANEFUSA VIETNAM MANUFACTURING CO.,LTD.」となり、融資される資金は工業用機械刃物などの製造・販売事業に充てられる。

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