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日本総合商社である住友商事株式会社は、ベトナムの現地法人が「Van Phong(バンフォン)1石炭火力発電所」の建設工事に着工したことを発表した。
ベトナムでは電力需要が急増しており、今後は深刻な電力不足に直面すると予測されていた。そのためベトナム政府は、毎年1割程度伸長する電力需要に対応するための計画を立てていた。この計画の一つとして、ベトナムのカインホア省バンフォン経済特別開発地区において、超臨界圧石炭火力発電所が建設されることとなった。
今回新たに建設される超臨界圧石炭火力発電所は、発電容量1,320メガワット(660メガワットの発電設備ユニット2基)を備えるものとなる。この発電事業では、25年間にわたりベトナム電力公社(EVN)に対して売電を行うBOT(建設・運営・譲渡)方式となり、総事業費は約2,800億円で、2023年内の商業運転開始を目指している。住友商事としては、ベトナムの完全子会社「Van Phong Power Company Limited」を通じて、Van Phong(バンフォン)1石炭火力発電事業に参画している。