このページの所要時間: 約 1分18秒
商工中金(株式会社商工組合中央金庫)は、ベトナム・ダナン市に最高級のリゾートホテルを建設する株式会社勝浦ホテル三日月に対して、総額90億円のシンジケートローンを組成したことを発表した。
千葉県勝浦市に本社を構える勝浦ホテル三日月は、スパ&リゾートホテル展開し、都心からの抜群のアクセスに加えて大小さまざまな温浴施設や地元の食材が楽しめる料理などが、日本人だけでなく海外インバウンド客からも支持されている人気のホテルである。このホテルでは、成長する東南アジアのリゾート需要を取り込むため、シンジケートローンを活用して、ベトナムのダナン市に最高級のリゾートホテル「ダナン三日月JAPANESERESORT&SPA」を建設することとなった。
新たに建設するホテルは、日本文化を取り入れた全室露天風呂付の客室に加え、ベトナム最長となるプールや全天候対応のドーム型スパを併設する計画である。商工中金では、この建設が、拡大する海外における需要を取り込みつつ、クールジャパン戦略(日本の文化輸出)にも貢献することを評価したため、プロジェクト立上げ段階から支援してきた。
今回のシンジケートローンは、組成金額が90億円となる。商工中金がアレンジャー兼エージェントとして25億円、千葉銀行が20億円、三井住友銀行が11億円、みずほ銀行が10億円、京葉銀行が8億円、千葉興業銀行が8億円、銚子信用金庫8億円となる。この案件は、商工中金が取りまとめる海外投資に係るシンジケートローンとしては過去最大級の組成額となる。