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在ベトナム日本大使館は、海上自衛隊の外洋練習航海部隊がダナンに寄港した際に、歓迎行事と各種交流事業が実施されたことを発表した。
海上自衛隊の外洋練習航海部隊の練習艦「せとゆき」と「しまゆき」は、ベトナムのダナンに3月6日から9日かけて寄港していた。この部隊には、教育期間を終えた第52期一般幹部候補生(部内)課程の卒業生103人を含めると、約400人が乗艦している。ダナン寄港間は、在ベトナム日本大使館の梅田大使による実習生に対する講話、ダナン市所在の国防省や人民委員会関係者やダナン市在住邦人関係者を招待した練習艦「せとゆき」艦上レセプション、入出港歓迎行事、ダナン市人民委員会・第3海軍区・第5軍区への表敬、艦艇特別公開、スポーツ交流、文化研修、初の試みとなる海自呉音楽隊とベトナム人民海軍音楽隊による合同演奏会などが実施された。
梅田大使は海自練習艦「せとゆき」艦上レセプションにおける挨拶で「現在の日本とベトナム両国指導者の間には、厚い信頼感が存在し、国民間にも強い親近感が存在しています。両国は「海洋の自由航行」「海洋法の尊重」といった基本的考えかたを共有しており、日越両国は「自然の同盟関係」にあるという人もいます。日越両国の連携強化は、両国の安全保障、経済的発展にとってとても重要です。特にダナンは、ベトナム中部の中核都市であるのみならず、日本にとってと重要なシーレーンの存在する南シナ海(東海)に面する戦略的要所に位置しており、日本自身の国益にとって非常に重要です。このような視点に立ち、ダナンとの間には、投資促進、地方自治体間の連携、観光、日本語教育など幅広い分野での関係が既に構築されており、来年1月には領事事務所の開設を予定しています。」との旨を述べた。