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東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)とJR東日本テクノロジー株式会社は、ベトナム等のアジアを中心とした国際鉄道人材の育成を進めるため、「JR東日本Technical Intern Training」を2019年4月1日から開始する事を発表した。
JR東日本グループでは、グループ経営ビジョンにおいて国際鉄道人材の育成を掲げている。この取り組みを具現化する施策の一つとして、「JR東日本Technical Intern Training」が実施される事となった。
対象者は、ベトナム鉄道から5人、ホーチミンの日本語学校(KAIZEN)から6人の合計11人となる。実習を行う場所は、大宮総合車両センターとなる。実施スキームは、団体監理型の技能実習制度を活用し、3年間の実習を計画している。対象職種は、冷蔵装置のメンテナンスを主たる業務とする職種である冷凍空気調和機器施工職種となる。実習生は自社と雇用契約を締結する。賃金と福利厚生は、社員と同等となる。実習する内容は、鉄道車両の冷房装置メンテナンス業務を中心として、鉄道車両メンテナンス業務の実習を行う。スケジュールは、実習生は日本語と日本文化に関する事前講習を専門機関にて受講後、5月から実習を開始する。
JR東日本グループは、今後も国際的な鉄道人材の育成を通じて、日本とベトナムとの友好関係を構築するとともに、実習分野や受入対象国を拡大しながら、アジア地域の持続的な経済発展に貢献していく方針である事を表明している。