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日本の国土交通省は、ベトナムの最大商都ホーチミン市で「質の高いインフラ投資」専門家会議を開催した事を発表した。
この専門家会議は、APEC高級実務者会合が開催された際に、APEC(アジア太平洋経済協力)との共催により実施されたものである。今年の10月17日に、東京で「APEC東京 質の高いインフラ・ハイレベル会議」が開催される予定となっており、この会議に先行して議論を実施する事を目的として、今回の専門家会議が開催された。
参加した国は、アメリカ・パプアニューギニア・インドネシア・オーストラリア・中国・台湾・韓国・マレーシア・ニュージーランド・フィリピン・タイ・ベトナムとなる。また、OECD(経済協力開発機構)、世界銀行(World Bank)、アジア開発銀行(ADB)、APECビジネス諮問委員会などの国際機関も参加した。日本政府側の参加者は、国土交通省から国際建設産業企画官と国際市場整備推進官が参加し、外務省と経済産業省からも関係者が参加した。
開催された専門家会議では、参加したインフラ専門家達が「質の高いインフラ投資(QII)」を促進するために勘案すべき重要な要素や、APECとして今後検討すべき事項等についての意見交換が実施された。この会議の結果を踏まえて、更にAPEC加盟国・地域等と意見交換を実施した上で、10月に東京にて「APEC質の高いインフラ・ハイレベル会議」が開催される。