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日本電気株式会社(NEC)らは、東南アジアで最大規模の私立病院であるタイのバムルンラード病院の子会社で各種検査サービスを提供しているバイタルライフが、NECグループの疾病リスク予測を可能とする血液検査サービスを採用し、検査サービスとして提供を開始したことを発表した。
NCEの見解によると、生活習慣病や認知症患者は世界中で増加傾向にあり、また多くの国で死因の上位を占める悪性腫瘍(がん)や循環器系疾患は、罹患後の治療や後遺症により患者と家族の負担となっており、これらにともなう医療費の増加や医療従事者の不足も問題となっているとしている。
タイのバムルンラード病院では、タイだけでなく世界中から患者を受け入れ、先進的な治療や様々な検査サービスを提供している。このムルンラード病院の子会社では、各種検査サービスを提供しているバイタルライフは、NECグループの疾病リスク予測を可能とする血液検査サービス「フォーネスビジュアス」を採用し、同病院の検査サービスとして提供を開始した。
今回採用したフォーネスビジュアスは、少量の血液から日々変化するタンパク質を解析することで現在の体の状態を可視化するとともに、認知症、心筋梗塞・脳卒中、肺がん、慢性腎不全などの疾病に数年以内に罹るリスクを予測するサービスとなる。