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福岡県は、コロナ禍がおさまっていない状況での外国人観光客の受け入れ再開を進めるために必要な材料を収集する事業「訪日観光実証事業」において、タイの4名が5月27日から31日にかけて福岡県に訪問することを明らかにした。
観光庁では、訪日観光再開に向けて、必要な検証を行うため、旅行会社が行動管理を行う少人数のパッケージツアー形式での実証事業「訪日観光実証事業」を実施している。この事業は、対象国を米国、豪州、タイ、シンガポールとして、5月24日から6月2日にかけて約50名を受け入れており、旅行会社6社が計15ツアーを実施している。対象者は、ワクチン3回目接種済み、かつ民間医療保険への加入者であり、出国時にPCR検査、入国時に抗原検査を実施している。検証項目は『効果的な感染防止対策の遵守方法』『陽性者発生時を含む緊急時の対応』『陽性者の発生状況』などとしている。
福岡県では、この実証事業に組み込まれており、タイの4名が5月27日から31日にかけて訪問する実証ツアーが実施される。福岡県の協力事項は、『陽性者発生時の保健所との連絡体制の確保』『県の宿泊療養施設の利用』となり、訪問先は、福岡市内(現在、観光庁が調整中)となる。