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日本政府が出資する国際金融に特化した政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、堅田電機株式会社のタイ法人の現地展開を支援するため、融資金額30百万タイ・バ-ツを限度とする貸付契約を締結したことを発表した。
堅田電機は、主にエアコン等家庭用電気製品や自動車向け製品等に用いられるプリント基板の製造を行う中小企業である。この堅田電機では、エアコンの需要拡大が見込まれるタイで、1996年に製造拠点として現地法人「KATATA ELECTRIC (THAILAND) CO., LTD.( KTET)」を設立しており、今回は増設によりタイにおける事業拡大および生産効率の向上を企図していた。そのためJBICは、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するためにも、堅田電機の海外事業展開をタイ・バーツ建て融資で支援することを決定した。
今回の融資は、KTETがタイのラヨーン県で行うプリント基板の製造・販売事業の拡張のために必要な資金を現地通貨建てで融資するものであり、新たな工場設備の導入に充てられる。なお、今回の融資は株式会社滋賀銀行との協調によるものです。