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日本の防衛省・自衛隊は、タイ軍の国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)派遣予定要員に対して、PKO分野の能力構築支援を6月12日から15日にかけて実施する事を発表した。
防衛省・自衛隊では、タイ軍との間における交流を深化させる活動の一環として、今年の3月7日から10日にかけてタイのラチャブリで、タイ軍の約250人に対してセミナーを実施していた。このセミナーでは、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)派遣予定者にたいして、UNMISS司令部の特性や施設任務及び治安に係る留意事項等に関しての説明を実施するとともに、タイ軍幹部と意見交換を実施していた。このセミナーを実施した際に、タイ側から更なる要望が寄せられたため、新たにUNMISS派遣予定要員等を日本に招聘したうえでの指導が実施される事となった。
今回の能力構築支援事業は、防衛省本省と陸上自衛隊需品学校で6月12日から15日にかけて実施される。招へいされるのは、タイ陸軍要員7人となる。この7人にたいして陸自教官から、UNMISSでの展開予定地で使用する浄水装置(自衛隊が撤収時に国連に寄付したもの)の維持・管理要領を指導する。