タイの北部にはチェンマイという、日本人にはとても馴染みのある街があります。
このチェンマイから更に北に行ったところにチェンライという町があります。このチェンライからラオスやミャンマーへは直ぐに行けます。とても近距離なんです。この一帯をゴールデントライアングルと呼んでいますが、この怪しげな呼び方には理由があります。このあたりではケシの花の栽培が昔から行われてきましたが、ミャンマーでは麻薬が製造されていたようです。
私は二度このチェンライを訪れています。最初は国際会議があり1週間滞在しました。豊かな自然が残る日本の田舎町のようで、とても気持ちよく過ごすことができました。二度目は無線電話プロジェクトの視察でしたが、二度目ということもあり美味しいタイ料理を堪能させていただいた記憶があります。退職後の日本人が長期滞在をするのに適している場所だと考えていたのですが、最近はホームレスの日本人を見かけるようになってきたという現地情報があります。
以前は一度国外に出て再入国をすると新たに1ケ月間ビザなしで滞在できるというわけで俗にいう不良外国人が国境付近には住んでいました。インドシナ半島はそういった意味では、不良外国人の天国だったのかも知れません。最近はASEAN域内でのいくつかのルールが決められ、陸路での国境の往来は以前よりは厳しくなってきたようです。
タイ北部の町、チェンライではバンコクほど暑くはありませんので、色取り取りの花が咲き誇ります。空気もバンコクとは違いさわやかな感じがします。そして微笑みが似合う色白のタイの女性が、小さな食堂で額に汗を浮かべながら心のこもったタイ料理を振舞ってくれます。そこには静かな日常とそして大きな豊かさがあるように私には思えます。チェンライへの三度目の旅行を計画してみたいと思います。「ほっとする瞬間」を久々に味わいたいと思っています。
【著者プロフィール】
三浦純一 66歳
フォーバル・ベトナムのシニアアドバイザーとして2年。主にホーチミンでの現地法人立上げ、工業団地進出支援。
サイエスト株式会社 海外進出支援サービス 「グローバル顧問」所属http://www.globalkomon.com
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