シンガポールは貴金属取引のハブを目指す

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画像:シンガポール国際企業庁HPから引用
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シンガポールは既にアジア地域における物流のハブの役割を果たしているが、貴金属取引においても物流と同様にアジア地域のハブとなる事を目指している。この取り組みは既に実施されており、2012年10月から投資用の貴金属に関しては、サービス税(消費税)に関しては免税されていた。この取り組みの一環として、6月26日にスイスの大手貴金属メーカーのメタローテクノロジーズ(MetalorTechnologies)がシンガポールに新しい製造所を開設した。

メタローテクノロジーズ社はスイスに本社を置き、世界17カ国で事業を実施しており、従業員は全世界で1,700人以上おり、2013年の売上はスイスフラン3.37億(約380億円)である。今回開設する製造所は2,600平方メートルの広さがあり、年間50~150トンの製造が可能である。
開設する製造所に関連し、シンガポール取引所においても、金の先物取引を実施する予定である。早ければ9月にも取引可能となる見込みである。

今回の製造所開設および先物取引の市場が開設された事に伴い、シンガポールでの貴金属の取引が増える見込みであり、シンガポール政府の思惑通りに、貴金属取引のハブとなることもそう遠くなさそうだ。

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