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三井物産株式会社とロート製薬株式会社らは、シンガポール漢方薬製造販売企業のユーヤンサンの株式を取得することを発表した。
ユーヤンサンは1879年に創業された東南アジア最大の漢方薬製造販売企業である。シンガポール、香港、マレーシアを中心に170以上の店舗と30の漢方クリニックを運営し、科学的なアプローチで、医薬品から食品まで幅広く生薬製品を開発・販売し、伝統的な漢方薬からサプリメントや食品といった新たなソリューション提供を通じて”Natural Health & Wellness”領域に事業を拡大していた。
今回の三井物産とロート製薬による株式取得は、ロート製薬と三井物産が共同保有予定の特別目的会社が、ユーヤンサン株式の約86%を保有するライタス・クレーン・ホールディングスから全株式を譲受する方式で実施される。残りの14%の株式に関しては、譲受完了後に公開買付を行う予定である。