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株式会社日立製作所と日立の東南アジア地区における統括会社である日立アジア社は、シンガポール国立がんセンター(NCCS)に陽子線がん治療システム一式を納入し、8月11日に最初のがん患者の治療が完了したことを発表した。
シンガポール国立がんセンター(NCCS)は、がん治療の専門家を擁する、国および地域の主要な三次がんセンターとなる。NCCSの地上24階建ての新棟の地下に設置されている本システムは、回転ガントリ室4室と固定照射室1室を備えており、呼吸に伴って移動する臓器の動きを捉える動体追跡技術と、腫瘍の形状に合わせて陽子線を照射できるスキャニング照射技術を搭載している。
このシステムは、日立にとって東南アジアで初めて治療を開始する陽子線がん治療システムとなる。