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東芝デジタルソリューションズ株式会社は、東南アジアにおける量子暗号通信ビジネスにおいて、シンガポール企業と協業することを発表した。
東芝デジタルソリューションズの見解によると、データがますます重要となる今日において、物理学と量子力学の法則を用い盗聴を防ぐ暗号通信を実現する量子鍵配送(QKD)は、安全なデータ通信の解となるとしている。特にシンガポールは、金融業界のグローバルハブであり、この地域の通信、データセンター、クラウド接続基盤の中心として機能しており、非常に重要で価値の高いデータを扱っているため、通信のセキュリティを継続的に検証し、将来の脅威に対処するために現在のシステムをアップグレードすることが重要となっているとしている。
そのため、東芝デジタルソリューションズ株式会社とシンガポールの「SpeQtral Pte. Ltd.,」社は、シンガポールなどの東南アジアにおける政府機関や企業といった顧客の開拓、市場参入戦略の策定等に関する業務に係る協業について合意した。両社は、この合意に基づき、東南アジアの潜在的なユーザーがデータ通信を保護するために、量子暗号通信の必要性を理解し、実装を検討し推進することを支援していく。
東芝デジタルソリューションズとSpeQtralは、今日のセキュリティ基盤に対する量子コンピューティングの差し迫った脅威、およびこれらの脅威に対処する量子暗号通信の適用について、ワークショップやセミナーを通じて政府機関や企業へ有効なガイドを提供していく。