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日本政府は、フィリピン政府と環境保護分野における協力を進めることが明らかになった。
日本の環境省では、フィリピン共和国環境・天然資源省との間で、2015年から廃棄物管理に関する環境対話やガイドライン策定支援、セミナー、展示等を一体的に実施する「日本・フィリピン環境ウィーク」を開催してきた。
今回は、日本とフィリピン間の環境協力を一層推進するため、「日本国環境省とフィリピン共和国環境・天然資源省との間の環境保護分野における協力覚書」に署名が行われることとなった。
この覚書の目的は、『両当事者は、平等と互恵に基づき、持続可能な開発の目標と原則を指針として、各国の国内法規と両国において適用される国際条約に従い、環境保護の分野で協力する』となる。
協力分野は、『気候変動の緩和と適応』『大気質管理』『水質管理』『化学物質管理』『プラスチックや電気・電子機器廃棄物を含む廃棄物管理』『生物多様性保全』となる。
協力の実施と形態は、『定期的な政策対話、会合、会議、シンポジウム、ワークショップ、研修等を通じた人材育成』『環境政策に関する知識、経験、ベストプラクティス、科学的・技術的情報およびデータ等の交換』『地球環境交渉プロセスや多国間環境協定に関する情報交換』『国際的なプロジェクト資金の調達先の特定や民間投資機会の奨励』『参加者がそれぞれの国内において共同で決定するその他の協力形態』となる。