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在フィリピン日本国大使館は、パンパンガ州パンパンガ国立農業大学(PSAU)で桑茶製造工場の引渡式典が開催され、在フィリピン日本国大使館二瓶大輔経済公使が出席したことを発表した。
フィリピンは農業国でありながら、農家は自然災害や物価変動、低品質な農産物生産および包括的なサプライチェーンの欠陥等により、不安定な収入に悩まされていた。そのため、株式会社桑郷とJICAは2016年に、パンパンガ国立農業大学とともに、パンパンガ州における桑の栽培を開始していた。2020年にはJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業により、パンパンガ国立農業大学内の桑茶製造工場へ加工機械が供与されていた。
開催された式典には、カルメロ・ジョン・ラザティンII下院議員、マリア・ラクソン・マガラン市長、坂本威午JICAフィリピン事務所長、株式会社桑郷ハン・セオン社長およびデビッド・G・アニータパンパンガ国立農業大学学長などが出席した。日本の公使はスピーチで、この事業がパンパンガの農家の所得向上、雇用促進に大きく寄与するだろうと期待を述べた。