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在フィリピン日本国大使館は、日本の拠出によりUNDPが実施する「都市における循環型経済を通じた、国が決定する貢献(NDC)加速化プロジェクト」に関し、パシッグ市に対する移動式資源回収施設及びバイオガス消化槽の引き渡し式典が4月19日に開催されたことを発表した。
この「都市における循環型経済を通じた国が決定する貢献(NDC)加速化プロジェクト」はフィリピン国内のパシッグ市、マニラ市、ケソン市、カルーカン市及びコタバト市の5都市で実施され、循環型経済移行への実証活動を通じて、パリ協定に基づくフィリピンの国が決定する貢献達成とともに、経済成長や雇用創出及び環境保全等が期待されるものである。
開催された式典には、越川和彦大使、ロムロ下院議員、ソット・パシッグ市長、ジョワースキ・パシッグ副市長、テDENR次官、ラマチャンドランUNDPフィリピン事務所代表などが出席した。越川大使はスピーチで、本プロジェクトによりパシッグ市からの海洋プラスチックごみの流出削減だけではなく、循環型経済に向けた市民の社会行動様式の改善が図られ、更にパシッグ市の取組がモデル事例となり、フィリピン全土の他都市にも広まり、2050年までの海洋プラスチックごみによる追加汚染ゼロにも大きく貢献すること期待するとの旨を述べた。