海上保安庁の巡視船えちごをフィリピン周辺海域に派遣

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画像提供:海上保安庁(平成30年に実施されたフィリピン沿岸警備隊との連携訓練の様子)
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日本の海上保安庁は、東南アジア周辺海域における海賊対策及びフィリピン沿岸警備隊との連携訓練を実施するため、巡視船「えちご」をフィリピン周辺海域に1月8日から約一か月間派遣する。

海上保安庁では、海賊対策として、平成12年から東南アジア周辺海域に巡視船を派遣している。フィリピン周辺海域を含めた東南アジア周辺海域における海賊等事案は、昨年9月末時点で、既に一昨年の発生件数を上回る状況にあり、コロナ禍にあっても海賊等事案への対処の取組を沿岸国とともに継続していく必要があるとしている。そのため、今回はフィリピン周辺海域に巡視船が派遣されることとなった。

派遣される巡視船は、新潟海上保安部所属の巡視船えちごとなる。派遣中は、公海上でのしょう戒を実施するほか、連携訓練を通じてフィリピン沿岸警備隊との連携・協力関係の強化を図る。また、これらの取組を通じて、インド太平洋海域の法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の維持・強化に貢献するという目的も有している。

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