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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、ルソン島全域で新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために実施されている『強化されたコミュニティ隔離措置(ロックダウン)』の違反者は、政府の援助を受け取ることができないかもしれないと述べた。
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は16日の夜に実施した演説で「フィリピンで実施されている『強化されたコミュニティ隔離措置』に違反していることが証明された人たち、特に違法な闘鶏イベントや飲酒セッションに関与していたフィリピン人には、政府からの支援は受けることができないでしょう。私たちの資金はとても不足しているので、必要としている人や行き場のない人だけに援助を与えようと思います」との旨を述べた。
フィリピン国家警察の発表によると、4月15日の時点で約11.9万人の違反者がいるとしている。大統領の今回の発言は、政策として実施されるか、それとも現地の自治体レベルで実施されるかは不明である。なお、ドゥテルテ大統領は、ルソン島全域における『強化されたコミュニティ隔離措置』を4月30日まで延長することを既に発表している。