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在フィリピン日本大使館は、フィリピンで実施していた小学校の整備支援が完了したことにともない、引渡し式典が開催されたことを発表した。
フィリピンのカブンタラン町にあるガンバー小学校では、入学者数が毎年増加しているにもかかわらず、使える教室が2教室しかなく、使用している教室は老朽化が激しく子どもたちに安全な学習環境を提供できていないことが課題となっていた。そのため日本政府は、この課題を解決させるための支援を実施することを決定した。
今回実施された支援は、「マギンダナオ州カブンタラン町ガンバー小学校における教室整備計画」として、草の根・人間の安全保障無償資金協力事業として実施された。この支援では、ミンダナオ和平支援案件「J-BIRD」の一環として119,975米ドルが供与され、新たに6教室と机・椅子などの教室設備を整備した。この事業を通じておよそ204人の児童に対して安全で適切な教育環境を提供することが可能となった。
開催された引渡式には、日本側からは大使館からは一等書記官が、フィリピン側からはバンサモロ暫定政府の教育大臣と、同校の小学校教師と生徒が出席した。