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ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相がアメリカの大統領府からの招待を受けて今年の9月頃に訪米する予定で調整を行っている事を、ミャンマーメディアが報じた。
アウン・サン・スー・チーは2012年に訪米した事があるが、総選挙で勝利して国家顧問に就任後は初めての訪米となる。訪問する日時は調整中であるが、9月に開催される国連総会に合わせて訪問する予定で調整が行われている。
訪問した際には、オバマ大統領・ケリー国務長官やアメリカ政府高官との会談が予定されている。会談では、スー・チー氏からミャンマー国内の政治状況・経済状況・人権問題・少数民族対応などについて説明が行われる予定。アメリカ政府からは、ミャンマーの民主化と経済成長を支援するための更なる支援が実施される予定。南シナ海問題も議題に挙がるとみられている。アメリカ政府は、中国政府は仲裁裁判所の判決に従うべきという見解にミャンマー政府も同調するように要求するとみられているが、スー・チー氏は親中派であることからも、どの様な見解をみせるかは不明な状況である。