ミャンマーでは民主化により治安が悪化

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ミャンマーでは、アウン・サン・スー・チー氏が率いる国民民主連盟(NLD)が総選挙に勝利した事により民主化に成功したが、現地住民達への取材では治安が悪化している事が判明した。

ヤンゴンに在住する現地住民達に、現状の治安状況を確認したところ、治安が悪化しているとの意見が多数を占めていた。悪化していると述べた人達の意見において、民主化が影響しているとの意見は「民主化がされたことにより、警察の威厳が弱くなってしまったと感じます。今までの警察では傲慢な面が多々ありましたが、その代わりに警察を恐れて犯罪を行わないという風潮がありました。この威厳が弱まったかわりに、犯罪する人が増えていると思います。」「今までの警察では、旧政権の国軍からの直接的な影響を受けていたため、不正や腐敗はあったとしても現地の住民の安全を守る事には協力的でしたが、最近では住民を守る意識が弱ってきていると思います。おそらく、国軍からの影響が弱まっているためではないでしょうか。」などが挙げられていた。また、海外資本を積極的に受け入れている事に関連して「海外からの企業・飲食店が多数入ったことにより、今まで以上に町中が汚れ、軽犯罪も増えてきていると思います。」「今までは家に泥棒に入られる事などは無かったので、鍵などはかけていなかったのですが、近年では泥棒を行う人が増えているために、私の家にも鍵をかける事にしました。おそらく、流行りの海外の店に入りたいためにお金が必要となったのでしょう。今までは、そういう店は少なかったために、結果として金銭目的で泥棒をする人などごく少数だったのです。悲しい事です。」などが挙がっていた。

また、ミャンマー現地で日本語教師を行っている日本人に現状の治安を聞くと「今までのミャンマーでは、外国人に対する犯罪は極めて少なかったのですが、近年では状況が変わってきています。私の友人の日本人がタクシーに乗った際に、人気のない所にタクシーが止められて、トランクルームから見知らぬ男が出てきて、金銭を全て盗られる事がありました。その友人は抵抗せずに全ての金銭を渡していたために、幸いにも暴力を振るわれる事はありませんでしたが、抵抗していたら、どうなっていたかは分かりません。私自身も夜道を歩いていた際に、バッグを盗まれかけた事があり、治安は悪化していると感じます。」との状況を説明してくれた。

ヤンゴンの警察署に現状の治安状況に関する状況を取材したところ、詳細な事件件数・内容などは公開していないため特段説明出来る事は無いが治安維持には最善の努力を注いでいる、との回答を得た。

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