ミャンマーで政権交代の準備が進む、現地住民に賛否を聞く

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ミャンマーでは11月8日の総選挙により、アウンサンスーチー氏率いる野党のNLD(国民民主連盟)が勝利したことにより政権交代することとなったが、テイン・セイン大統領率いる旧政権担当者は、政権交代を確実にするためのチームを立ち上げ政権交代を正確かつ早急に実施するための作業を実施していることを12月23日に発表した。

現地住民達の間からは、軍事政権が今回の選挙結果を無視するのではとの懸念が非常に多かったが、現時点では政権交代の準備を進めているため、驚きの声が挙がっている。現状の政権交代を進めている状況をどう考えるか、ヤンゴンに在住する現地住民に賛否および考えを聞いてきた。

【歓迎するとの声】
「軍事政権が政権交代すると表明すること自体が、正直にいって以外でびっくりしている。早く交代して欲しい。」
「私はNLDに投票したので、早く私の声を政治に反映して欲しい。」
「軍事政権は選挙結果を真摯に受け止めて、もっと早く政権交代して欲しい。」
「ミャンマーはもっとスピードをあげて民主化し、海外からの資本を積極的に受け入れるべきだと思う。」

【興味が無いとの声】
「政権交代がどうなろうと、自分の生活にはあまり影響がないと思うので興味はありません。」
「私は選挙に行っていないし、ニュースもあまりみていないので、政権交代という事自体がよく分からないし、興味がありません。」
「昔から政治には興味がないので、何とも思っていません。」

【あまり歓迎しないとの声】
「政権交代が進んでいるといっても、何月に完了するなどの明確なスケジュールが発表されていないので、あてに出来ません。今までも政府のいう事が、その通りに実行されたことなんてありませんから。」
「どうせ、隣国のタイと同様に、何だかんだ言っても軍事政権がずっと居座ると思っているので、これらの声明はあてにしていません。」
「政権交代するといっても、イギリスとか他国の意向を受けた傀儡政治が行われるだけだと思っているので、私個人としては政権交代して欲しくないぐらいです。」
「政権交代すると、今は沈静化している少数民族の問題が再発しそうで怖い。もっと時間をかけて政権交代した方が良いと思う。」

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