日本・マレーシア首脳会談、南シナ海問題の懸念を共有

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画像提供:内閣広報室
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日本の安倍総理大臣は、訪問先のマレーシアの首都クアラルンプールにおいて、マレーシアのナジブ・ラザク首相と日本・マレーシア首脳会談を実施したことを外務省は発表した。

今回の会談では、ASEAN共同体の発足・南シナ海の領有権問題・政治および安全保障・経済交流などに関して話し合われた。
ASEAN共同体の発足に関しては、安倍総理から日本政府はアセアンの今後も様々な取り組みに対しては積極的に支援する旨が伝えられた。ナジブ首相からは日本の支援に対しての感謝の意が伝えられた。
南シナ海の領有権問題に関しては、安倍総理から中国政府が実施している現状を一方的に変更しようとする大規模な埋立てや拠点構築や軍事目的での利用などの行為が、現在も継続していることに対して深刻な懸念を抱いていることが説明された。ナジブ首相からは、日本の懸念はマレーシアの懸念と同一のものである旨が述べられた。
経済交流に関しては、安倍総理から「質の高いインフラ・パートナーシップ」に基づくインフラ協力を推進している旨が説明され、マレーシア・シンガポール間高速鉄道に対しては日本の新幹線導入を期待している旨が述べられた。ナジブ首相からは、高速鉄道の入札に向けた今後の予定などの説明が行われた。

両者は、双方の訪問により日本とマレーシアの関係が強化されることは喜ばしいという認識を共有し、今後も交流を深めていく事で合意した。

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