在マレーシア日本大使館は、岡大使がマレーシア工科大学(UTM)主催のフォーラムで基調講演を行い、現地の財務大臣と日本・韓国・台湾担当首相特使への表敬を行ったことを発表した。
岡大使による「ATU-Net Virtual University Presidents Forum 2020」における基調講演は、7月15日に実施された。このフォーラムは、マレーシア工科大学(UTM)の主催により開催されたものである。ATU-Net は、アジアの工学系高等教育機関の連携を進めるネットワークであり、UTMが議長及び事務局を担っている。今回のオンラインフォーラムは、世界中で4400人以上が視聴した。岡大使の基調講演では、新型コロナウイルス感染症に対する治療薬やワクチンの開発における国際協力、日本の大学の国際化、国際共同研究の推進、日馬の学術協力などについて講演した。
ザフルル・アジズ財務大臣への表敬訪問は、7月20日に行われた。会談では、新型コロナウイルス対策や経済情勢に関する意見交換を行い、日本からの投資促進をはじめとする日本・マレーシア間の経済協力を引き続き推進することにより、二国間関係をさらに強化していくことで合意した。
リチャード・リオット日本・韓国・台湾担当首相特使への表敬は、7月21日に行われた。会談では、東方政策の下での長きにわたる人的交流、活発な貿易・投資に支えられた緊密な両国関係を一層発展させていきたい旨を述べた。リチャード・リオット特使からは、日本からの更なる投資の促進を含め、両国の協力関係を一層推進していきたい旨が述べられた。両者は、両国における新型コロナウイルス対策への取組の現状について共有するとともに、様々な分野における日本とマレーシアの具体的協力について有意義な意見交換を実施した。