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在マレーシア日本大使館は、日本の精密部品メーカーであるミネベアミツミが、マレーシア保健省に医療用マスクを寄贈したことを発表した。
ミネベアミツミは、長野県北佐久郡御代田町に本社を置き、ボールベアリング、モーター、計測機器などの電子機器事業を手掛ける大手電器部品メーカーである。このミネベアミツミでは、新型のコロナウイルス対策として、今年の4月から自社の従業員への配布を目的としてマスクの製造を開始していたが、6月からは外部にも販売する方針となっていた。
このミネベアミツミは、マレーシア保健省に医療用マスクを贈呈することとなったため、贈呈式が行われることとなった。贈呈式は5月8日に保健省にて開催され、10,000枚の医療用マスクが寄贈されることとなった。贈呈式には、ミネベアミツミマレーシアの萩野社長と岡大使が出席した。
贈呈式に先立って、岡大使はアドハム・ババ保健大臣と会談を実施した。会談では、大使からマレーシアにおける新型コロナウイルス対策が効果をあげていることへの評価を伝えるとともに、日本における新型コロナウイルスの状況と日本からマレーシアへの対策に係る支援を説明した。マレーシア側からは、マレーシアの状況と日本からの支援への謝意及び「3密の回避」など日本の知見をマレーシアでも活かしている旨の発言があった。また、ASEAN感染症センター設立に向けた両国の今後の協力を含む、両国間の保健分野での協力の協議を実施した。