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アメリカ政府は、オバマ大統領がラオスに訪問したことに伴い、アメリカ政府とラオス政府は正式に包括的パートナーシップ協定を締結する事に合意した事を発表した。
アメリカ大統領として初めてのラオス訪問を実施したオバマ大統領は、東アジア首脳会議などの一連の会議に参加しただけでなく、世界遺産にも認定されている古都ルアンプラバンなどの文化遺産にも訪問していた。ラオスのココナッツジュースを飲みワット・シェントーンなどの文化施設を訪問するなどのラオス文化に触れるとともに、ラオスの若者達との会談も実施した。
一連の会議でオバマ大統領は、アメリカ政府はアジア重視のリバランス政策を進めており今後もこの方針を進めていく事を明言した。TPPはこのリバランス政策の具体的な成果となるものであり、自身の任期中にTPPをアメリカ議会が承認するように働きかけていく事も明言した。また、この地域の同盟国に対しては、アメリカ政府は責任をもった支援を継続して実施していく事も表明した。
今回のオバマ大統領の訪問により米国とラオスは正式に包括的パートナーシップ協定を締結する事になった。この協定では、アメリカ政府とラオス政府は過去の遺恨を乗り越え、相互を尊重し共通の利益のために協力関係を構築する事を目的としている。特に貿易・経済・教育・環境・健康などの分野における交流を深めていき、両国の交流を深める事も目指している。