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安倍晋三内閣総理大臣はラオスのトンシン・タンマヴォン首相と日・ラオス首脳会談を7月4日に実施したことを外務省は発表した。トンシン首相は、第7回日本・メコン地域諸国首脳会議(第7回日・メコン首脳会議)に出席するため訪日していたため、今回の日・ラオス首脳会談が実現した。
今回の会談では「二国間関係」「政治安全保障」などが話し合われた。
会談の冒頭では、安倍首相からトンシン首相へ、日・ラオス外交関係樹立60周年の今年にトンシン首相を再びお迎えできて大変嬉しい事と、来年ASEAN議長国を務めるラオスとの協力を更に強化したい旨が伝えられた。
トンシン首相から安倍首相へは、第7回日・メコン首脳会議が成功裡に開催されたことにお祝いを申し上げ、アセアン議長国となる来年には、日本政府から会議開催のための支援等を期待している旨が伝えられた。
「二国間関係」では、日本が「質の高いインフラパートナーシップ」を通じ、今後もラオスへの支援を行う事で同意した。今回の会談では、ラオスの経済社会発展の支障となっている不発弾の除去を日本が支援するため、無償資金協力の2案件(「第二次地方開発と貧困削減のための不発弾除去の加速化計画」(供与額8億4,500万円)及び「経済社会開発計画」(供与額5億円))に係る交換公文の署名式が行われた。
「政治安全保障」では、安倍首相から「積極的平和主義」の取組を引き続き推進していく事をトンシン首相へ伝え、トンシン首相からは、日本政府が地域と国際社会の平和の促進に多大な貢献をしていることを賞賛する旨が伝えられた。また、トンシン首相は、ラオスは日本の国連安保理常任理事国入りを改めて支持する旨が述べられた。