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「第11回拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)」が、11月21日にラオス人民民主共和国のビエンチャンにて開催された。
日本政府からは中谷防衛大臣が出席した。会議では、参加各国の国防大臣などの間で地域的・国際的な安全保障課題について意見交換が行われた。
中谷防衛大臣からは、日本は東シナ海・南シナ海における力又は威圧による一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対する旨を強調し、台湾海峡の平和と安定は、国際社会全体の安定にとっても重要であり、台湾をめぐる問題が、対話によって平和的に解決されることを期待する旨を表明しました。また、悪化の一途を辿っているミャンマー情勢については、ミャンマー国軍に平和的な問題解決に真剣に取り組むよう改めて強く求めるとともに、ASEANの取組を引き続き後押しすることを表明した。
この会議では、参加各国による意見交換の後、「ベストプラクティスの交換及び能力構築等を通じた気候関連及びその他の自然災害に対する強靭性に関する共同声明」が採択された。