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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、ラオス北部の古都ルアンパバーンにおける都市交通の改善を通じた持続可能な発展に貢献するため、ラオス向け技術協力プロジェクト討議議事録に署名したことを発表した。
ラオス北部に位置する古都ルアンパバーンは、伝統的な建築とヨーロッパ調のコロニアル建築が融合した世界文化遺産都市であり、UNESCO世界文化遺産に登録されているラオス有数の観光地である。近年の成長は著しく、人口増加や鉄道・道路など交通網の拡大により周辺環境は大きく変化しているが、現状ではその影響が十分に考慮されておらず、長期的なビジョンや計画が立っていなかった。
このような状況を踏まえ、JICAは、同世界遺産地区と周辺地域において都市交通に関わる行政機関の計画策定能力及び事業実施能力の強化を図るため、「ルアンパバーンにおける持続可能な都市開発・交通管理プロジェクト」に関する討議議事録に署名した。この案件で具体的に実施することは、都市交通マスタープランの策定および交通パイロット事業の計画・実施を通じて、ラオス側の計画策定能力及び事業実施能力の向上を図ることを予定している。