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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、ラオスにおける炭素中立社会に向けた長期エネルギー計画を支援するため、ラオス向け技術協力プロジェクト討議議事録に署名した。
JICAが署名した技術協力プロジェクト討議議事録は、開発調査型技術協力「炭素中立社会に向けた統合的エネルギーマスタープラン策定プロジェクト」に関するものとなる。この案件は、ラオスにおいて、炭素中立社会を実現するための長期のエネルギー移行マスタープランを策定することにより、炭素中立社会の実現に向けた政策枠組みや国家開発計画の推進を目指すものとなる。実施予定期間は27ヵ月、実施機関はエネルギー鉱業省、対象地域はラオス全土となる。
この案件における主な調査項目は「現行のエネルギー政策・計画をレビューし、本調査の前提条件を確認する」「ラオス及び近隣国のエネルギー需要予測・供給計画をレビューする」「経済性・信頼性を確保しつつ炭素中立に向けたエネルギー移行シナリオを複数策定する」「複数のシナリオの長所短所を検討し、最善策を提言する」となる。