ラオスは新型コロナ対策で外国人観光ビザの発給を停止

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ラオスのトーンルン・シースリット首相は、新型コロナウイルス感染対策としてすべての外国人への観光ビザの発給を30日間停止するとともに、すべての教育機関の停止を実施する方針であることを発表した。

トーンルン・シースリット首相の発表によると、ラオス国内では現時点では感染者が確認されていないが、新型コロナウイルスの侵入を防ぐために様々な取り組みが実施されることとなった。幼稚園から大学までのすべての教育機関は、政府当局からの通達があるまでは閉鎖されることとなった。隔離するための病院も指定され、感染が疑われる患者は、この病院で隔離されることとなった。マスクや消毒液や医師用の防護服などを販売する者に対しては、不当な利益などを手に入れる目的などで、不当な販売を行わないように呼び掛けた。また、ラオスの人々にたいして、飛行機や混雑した車両などで海外に渡航しないように呼び掛けた。すでに入国ビザを有している外国人にかんしては、健康診断書などを取得し、移動履歴を報告する必要がある。

ラオス現地メディアなどの報道によると、3月12日にコロナウイルスに感染した複数名のタイ人渡航者が、ラオス・タイ第3友好橋からカムワン県に入り、レストラン2軒で飲食して同日中にタイに帰国していた。そのため在サワンナケート県タイ総領事館が、カムワン県の関係局に対してこのタイ人渡航者と接触した者への感染のおそれがあることを通知していた。

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