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在インドネシア中国大使館は、中国がインドネシアで細菌をばら撒きインドネシア経済を破壊しようとしているという噂を否定する声明を発表した。
インドネシアの首都ジャカルタの農場において、中国人4名が他の作物の病気を引き起こす可能性がある細菌汚染した中国産の唐辛子の種をまいたことにより逮捕される事件が発生していた。この事件が発生した事に伴い、インドネシア現地の住民や報道機関が強い懸念感を感じ、中国政府は他の作物や分野においてもインドネシアに悪影響を及ぼす活動を行っているのではないかと感じ「中国は生物兵器や他の活動を行い、インドネシアの経済を破壊しようとしているのではないか」との旨の報道が行われていた。インドネシア国民の中には反中の感情を抱いている人も多かったために、ソーシャルメディア上においてもこの陰謀説が広まり報道が過熱化しつつあった。
これらの報道を受けて在インドネシア中国大使館は、この報道や陰謀説を否定する声明を発表した。声明では「海外に在住する中国人は、現地の法律・規制・習慣に従うべきであります。中国政府は海外の自国民を保護するという責務はありますが、現地の法律に従わない中国人は現地政府が公平に裁く事を尊重します。今回の【中国が生物兵器を使用してインドネシア経済を破壊しようとしている】という旨の報道に関しては、根拠もなく事実ではありません。中国政府はインドネシア政府との友好関係に害をなすつもりもありません。中国政府とインドネシア政府は本質的にwin-winの関係です。中国はインドネシアを良き隣人・良きパートナーとしており、両国は包括的な戦略的パートナシップの関係です。」との旨の声明を発表した。