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在インドネシア日本国大使館は、インドネシア最大のカカオ生産地であるスラウェシ島における技術指導や販売促進活動を支援する無償資金協力を実施することを発表した。
今回実施される支援は、外務省に対して申請された日本NGO連携無償資金協力候補案件の中から、審査を経てインドネシアで実施することが決定された案件となる。案件名称は【持続可能なカカオの生産ならびに乾燥・発酵施設の建設による小規模農家の貧困削減】となる。申請団体は、一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京となる。事業地はスラウェシ島ゴロンタロ州ポフワト県となり、契約額はIDR9,227,900,312となる。
この支援は、インドネシア最大のカカオ生産地であるスラウェシ島に位置するゴロンタロ州ポフワト県において、カカオの生産から販売までの技術指導や販売促進活動を支援するものとなる。当該地域は、生産拡大の余地があるものの、小規模なカカオ農家が多いことから、生産技術の向上や品質管理が出来ていないという問題があった。そのため、今回のプロジェクトにて、11村350世帯を対象に持続可能なカカオ栽培の技術研修を行いながら、カカオの生産に必要な施設を整備することにより、小規模農家の収入を向上させ、貧困の削減を目指すものとなる。