国土交通省は、インフラメンテナンス分野における日本企業の海外展開を促進することなどを目的として、「日インドネシア・インフラメンテナンスセミナー2023」を対面及びオンライン併用で2 月 7 日に開催した。
このセミナーは、「インフラメンテナンス国民会議 海外市場展開フォーラム」の活動の一環として、インドネシア公共事業・国民住宅省の協力を得て開催されたものとなる。出席したのは、国土交通省、インドネシア公共事業・国民住宅省、JICA、高速道路会社、建設会社、コンサルタントなどの約300名となる。
セミナープログラムは、日本側挨拶(国土交通省 海外プロジェクト審議官)、インドネシア側挨拶(インドネシア公共事業・国民住宅省)、日本のインフラ維持管理の現状(国土交通省 総合政策局海外プロジェクト推進課 海外プロジェクト推進官)、インドネシアのインフラ維持管理の現状(インドネシア公共事業・国民住宅省)、日本の橋梁維持管理(日本工営株式会社)、インドネシアの橋梁維持管理(JICA(インドネシア)専門家)、日本のインフラ維持管理技術の紹介(西日本高速道路株式会社 インドネシア事務所PT HISSAN TRADING INDONESIA、パシフィックコンサルタンツ株式会社、株式会社安藤ハザマ、日本工営株式会社、酒井重工業株式会社)、閉会(国土交通省 総合政策局海外プロジェクト推進課 国際建設管理官)となる。
セミナーでは、日本・インドネシアのインフラメンテナンスの取組状況、技術的な課題、新技術の活用等に関する有意義な情報交換が行われた。また、意見交換では、インドネシア側から日本技術の具体的な活用方法に関する質問があるなど、日本のメンテナンス技術に対する関心の高さと日本との関係継続への期待が確認された。