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在インドネシア日本国大使館は、インドネシアにおける在留邦人向けワクチン接種が9月中旬から開始されることを明らかにした。
大使館の発表によると、6月以降のインドネシアでの感染急拡大やワクチン接種証明書の提示義務の導入を受けて、現地でのワクチン接種の機会を求める在留邦人が増えてきていたとしている。大使館としても、在留邦人が困っていることを承知し、確実な接種機会の提供に向けてインドネシア政府との調整を続けていた。その結果、インドネシア保健省の協力でジャカルタでのワクチン接種と、今後の地方都市での接種のめどが立った。
対象となるのは、「日本国籍者及びその家族であり、これまでに1度もワクチンを接種していない方」「18歳以上の方」「ジャカルタまで自動車やバイクでの陸路移動が可能な方」となる。開始時期は、1回目の接種は、9月中旬からジャカルタで接種を行う予定である。2回目の接種時期はインドネシア保健省にて決定されるが、12月頃になるとみられる。ジャカルタで接種を受ける場合は、アストラゼネカ社製ワクチンとなる。接種費用の自己負担はなく、被接種者個人がワクチン接種のために金銭を支払うことはないとしている。
なお、インドネシア保健省によるワクチン接種により副反応等健康被害が生じた場合には、インドネシアの社会保険制度の加入者には社会保険庁が、非加入者にはインドネシア保健省が、補償を行うこととなっている。大使館では、補償請求業務の代行はできないとしている。また、海外の予防接種により副反応や健康被害が生じた場合でも、日本政府の補償は受けることはできない。