このページの所要時間: 約 0分55秒
日本の政策金融機関の一つである株式会社商工組合中央金庫(商工中金)の船場支店は、奈良県奈良市に本店を置く地方銀行である南都銀行と協調して、株式会社汎建製作所のインドネシア展開を支援するため、汎建製作所の現地法人「PT.HANKEN INDONESIA」に対して融資を実施することを決定した。
汎建製作所は、建設・農業・特殊機械の燃料用タンクやマフラなどの製造業者であり、設計から製造まで一貫して自社工場で手掛けており、全国でも有数の規模を誇り、大手メーカーから高い評価を得ている。また、1995年にはインドネシアに進出するなど、早くから積極的に海外展開を行ってきた。
この汎建製作所では、拡大する海外需要の取り込みを図るため、インドネシア現地法人での生産拡大を計画した。商工中金では、この計画に対して、綿密な事業性評価などを行った結果、南都銀行と協調して現地での事業拡大やグループ間借入の整理等に必要な資金450万USドルを融資することを決定した。この融資により、現地法人は一層機動的で、自律した事業運営が可能となる。