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三井グループと住友グループに属する建設業者である三井住友建設株式会社は、カンボジア王国カンポット市の上水道拡張整備工事を受注したことを発表した。
この上水道拡張整備工事は日本政府のODA(無償資金援助)により実施されるものであり、カンボジア政府の「国家戦略開発計画2014-2018」において掲げられている「安全な飲料水へのアクセス率の向上」の実現を支援することを目的としている。実際の施工を三井住友建設と水ingの共同企業体(JV)が実施する。請負金額はJV全体金額として21億円となり、工期は2016年6月からの27カ月となる予定。工事では、取水施設新設(8,250m3/日)、浄水場新設(7,500m3/日)、5kmの導水管敷設、94kmの配水管敷設を実施する。
三井住友建設としては、昨年4月に開通したつばさ橋(ネアックルン橋)、8月に完了したプノンペン市の洪水対策工事に続くカンボジアでのODA工事となる。三井住友建設では、今後もこれらの施工を通じてカンボジアにおける三井住友建設ブランドの確立を目指すと共にインフラ整備事業に積極的に参画し、地域の発展に貢献していく方針であることを表明している。