カンボジア与党の人民党の党首チア・シム氏が死去

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画像:カンボジア政府HP
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カンボジア政府は、カンボジア与党の人民党(Cambodian People’s Party)党首のチア・シム(Chea Sim)氏が8日に首都プノンペンの自宅で死去したことを発表した。享年82歳であった。

チア・シム氏は2000年から脳卒中・糖尿病・高血圧などの病気のため健康が悪化しており、近年では表舞台に出てくる事は少なかった。この一週間前から健康が急激に悪化しており医師の懸命な治療もかなわず死去することとなった。この死去により、国会および政府機関の一部では9日は喪に服すことが発表された。

チア・シム氏は、カンボジア国内でクメール・ルージュにより1978年頃から開始された粛清・虐殺を救うために、ベトナム軍と共同でクメール・ルージュ軍を排除した英雄として、国民から崇められていた。この実績が評価され、1979年から発足した政権において内相や国会議長などを歴任していた。1991年から人民党党首の座に就き、1999年からはカンボジア国王から元老院(上院)議長を任命されていた。

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