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日本の外務省の林芳正大臣は、次期ASEAN事務総長であるカンボジア王国のカオ・キムホン首相補佐特命大臣と会談を12月6日に実施した。
会談では、林外相からは、日本はASEAN包括的復興枠組を支持しており、引き続き、ASEAN各国による新型コロナからの経済回復に寄与していくこと、将来の公衆衛生危機の予防・備え・対応の強化のため、日・ASEAN協力のフラッグシップ案件であるASEAN感染症対策センターの支援を継続することを述べた。また、日本が一貫してASEAN中心性・一体性を支持していること、いち早く「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」支持も明確にし、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」とAOIPが本質的な原則を共有していることを首脳共同声明で確認した上で、具体的な協力を着実に実施してきたことを強調した。
カオ・キムホン大臣からは、AOIPに沿った日本の取組に謝意を表明するとともに、ASEANはFOIPを支持しているとして、AOIPとFOIPは互いに同じ方向を向いており、地域の課題に対する日本の引き続きの協力に対する期待が表明された。