カンボジアのシハヌークビル港の拡張支援、413億円の円借款

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日本政府は、カンボジアのシハヌークビル港の拡張を支援するため、413.88億円を限度とする円借款を実施する。

外務省の見解によると、カンボジアでは近年の急激な経済成長に伴い、カンボジアで唯一の大水深港でありカンボジア輸出入コンテナ貨物の7割程度を取り扱っているシハヌークビル港のコンテナ貨物容量の逼迫が懸念されているとしている。また、大型船が寄港するための既存港湾施設の水深及び岸壁延長は不足しており、コンテナ貨物取扱量に占める割合の大きい北米・欧州航路で就航する大型船の直行輸送を実現し、当国の貿易促進及び投資環境の向上を図ることが期待されているとしている。

そのため、日本政府は、シハヌークビル港新コンテナターミナル整備を支援していたが、新たに整備が進む新コンテナターミナルを拡張し、第2及び第3ターミナルの整備並びに荷役機械の調達などの支援を実施することを決定した。

今回実施される支援は、「シハヌークビル港新コンテナターミナル拡張計画(第一期)」(円借款:413.88億円限度)として実施される。金利は0.75%、償還期間は30年(10年の据置期間を含む)、調達条件はアンタイドとなる。この支援が実施されることにより、シハヌークビル港のコンテナ貨物取扱容量の向上を図り、同港に寄港する航路数の増加及びカンボジアの貿易促進に寄与することが期待される。

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