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カンボジア政府は食料安全保障と栄養に関する2014から2018のための国家戦略(National Strategy for Food Security and Nutrition 2014-2018)の発表を8月18日に行った。この国家戦略は、国際連合世界食糧計画(WFP)、ユニセフ、アメリカ合衆国国際開発庁(USAID)などの協力により作成した。
この戦略は、小規模農家を中心として農業産業の多様化・強化を図り、食料を市場に安定的に供給し、乳幼児の栄養不良を防ぐともに貧困対策を行う戦略である。この国家戦略の発表の際のスピーチでは、この基本戦略を実施するうえでの以下の補足事項を述べた。
1.今回の戦略を実施する評議会は、他のプロジェクトと本戦略の調和を実施するために、優先順位に基づいて各種調整を行う
2.食料安全保障と栄養に関係する省庁・組織を具体的に記載し、優先順位を明確にした行動計画を開発する
3.この基本戦略を効果的に実施するために、実施した施策をモニタリング・評価・改善するための仕組みを確立する
4.乳幼児の教育において、母乳は乳児用調製粉乳などの人工物よりも良いものであり、関連省庁や機関は国民の意識を変えるための啓もう活動を行う
5.国民の栄養に関する意識を高めるために農業・農村開発評議会は関係省庁・機関の協力の元に11月6日を栄養の日とする
6.職の安全を担保するために、輸入するものに対しての確認を厳格化する
7.非衛生的な水を使用することにより発生する疾患を防ぐために、衛生的生活を促進する
8.食品の品質を向上させるために国家政策・技術的なガイドライン・必要な規制を整備する