カンボジア最大野党の解散に懸念、中根外務副大臣

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画像提供:外務省(8月に実施された日・カンボジア首脳会談の様子)
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中根一幸外務副大臣は,カンボジアのプラック・ソコン上級大臣兼外務国際協力大臣と会談を20日に実施した。

会談で中根副大臣は、自身が外務政務官を務めた2015年にカンボジアを二度訪問した事がある事を述べたうえで、今度は副大臣として日本とカンボジア間の戦略的パートナーシップ関係を強化していきたい旨が述べられた。また、今年の8月にフン・セン首相が日本に訪問した際に安倍総理大臣が表明した支援(物流改善・都市機能強化・人材育成)に関しては、着実に進捗している事を説明しつつ、来年は両国間における外交関係樹立65周年を迎える事もあり、更なる関係強化を進めていきたいとの旨を述べた。プラック・ソコン大臣からは、今までの日本政府からの支援に関しては深い感謝の意が示された。

カンボジアで最大野党が解散された件に関しても議題にあがった。中根副大臣からは懸念が表され、国民の意思が適切に反映されるようにカンボジア政府に働きかけた。プラック・ソコン大臣からは、野党の解党決定は国内法の適切な執行であるうえに国内では自由な政治活動を行うことが出来るため、来年の選挙に向けてカンボジア政府として多党制民主主義を堅持していくとの考えが述べられた。

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