NECがアジア11ヶ所を結ぶ光海底ケーブルの建設を完了

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画像提供:NEC
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日本電気株式会社(NEC)は、日本からシンガポール間のアジア11ヶ所を結ぶ大容量光海底ケーブル「Asia Pacific Gateway(APG)」の建設工事が完了した事に伴い、このケーブルを管理する国際コンソーシアムに引き渡した事を発表した。

この大容量光海底ケーブル建設プロジェクトは、日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールの9カ国の11カ所を結ぶ全長約10,900㎞となるものである。このケーブルは毎秒100ギガビットの最新の光波長多重伝送方式を採用しており、毎秒54テラビット以上の伝送容量を有するものである。

このケーブル建設が完了した事に伴い、この地域内におけるインターネット需要に対応する事が可能となり、他のアジア域内海底ケーブルとの相互補完を行う事によりネットワークの冗長性が高められる事となり、大容量かつ高信頼な通信が実現される事となった。

NECは、地球6周分のべ25万kmを超える海底ケーブルの敷設実績があり、海底ケーブルのトップベンダーである。また、日本で唯一の深海8千メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能な子会社を抱えており、今後も安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」を推進していく方針である事を表明している。

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